<1998> |
制作再開。(写真は現在の形状になる直前のプロト) 進むべき道は見えてきた。 シャローでの三次元攻略を目標に再度開発に着手。 求めた能力は、立ち上がりのタイムロスを限りなくゼロに 近づける事。 デッドスローでの控えめなローリング&ウォブリングアクション。 ミディアムリトリーブの安定性。キャスタビリティー。ロッドワークによる スライド&ダートアクション。水面直下〜60センチ程度までの一定層 キープ能力。その上で造形的に美しいこと。などである。 結果として腹部のエグレをおさえ、背部(ヘッド部、テール部) に変化を持たせ、ヘッド面積を小さめに設定し、重心位置から ヘッド部にかけて(上面から見て)滑らかなRでつなぐ処理を施した。 これらの造形処理によりボディー全体で水流変化を発生させ、かつ ストレスなくテールに貫き、キャスト時にはその逆の大気の流れを 創りだせたと思う。 |
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